入れ歯の手入れはどうしたらいいですか?

入れ歯の手入れはどうしたらいい?

 

入れ歯の手入れ方法とは

入れ歯の手入れの方法は、使っている材質によって大きく変わります。材質がプラスチックなのか、ゴムなのか、金属なのか、陶器なのか。例えば汚れたフライパン、油汚れが何ヶ月も続いた。どうやって除けるのでしょうか。金属タワシでゴシゴシとやれば汚れは取れますよね。ではその金属タワシで赤ちゃんが使うようなプラスチックのお皿をガリガリやったらどうでしょうか。汚れは取れますよね、でも傷が付きますよね。その細かい傷には次またすぐに汚れが入りますね。バイ菌が入りますね。では薄いガラスコップをガリガリやったらどうでしょうか。割れちゃいますね。当然です。ですので、その今お使いになっている装置の材質が何なのかによって大きく手入れ方法は変わります。ましてや柔らかいゴム製のものであったり、プラスチック製のものを、お茶碗がいつもきれいになるからと、自動食器洗い器に入れたらどうでしょうか。当然ゴムだったりプラスチックですから熱いお湯で対応されると、変形したり、縮んだりが起きてしまいます。ですので、入れ歯だからこういう消毒の方法ではなく、その作られた先生、設計された先生にお伺いするのが一番いいと思います。また消毒剤、洗浄剤もそうです。よくテレビで殺菌100%・99.?%、この洗浄剤を使えばすごくきれいになるなどと大きく広告がうたわれているものがあったり、きれいになるとか、短時間できれいになるとか、いろいろとあります。また安いものも売られていたりします。安いものでも洗浄力は完璧とか一瞬にして菌をなどといろいろ表示があります。さあ、どれがいいのでしょうか?お分かりになりますか。確かに洗浄力はいいかもしれません。実際報告によると金属が溶け出している洗浄剤、すごく多いのです。洗浄力を強くするがゆえに実は金属を腐食させる成分が入っている入れ歯洗浄剤が多いのです。その金属を腐食させる洗浄剤で洗浄した入れ歯はどうでしょうか。確かに細菌はいないかもしれない、バイ菌はいないかもしれない。でも溶け出し始めた、腐食し始めた金属が口の中に入るのです。今度はお口の中で金属が溶け出していったり、腐食していったりするというのはイメージつきますでしょうか。まさかそんなとは思うかもしれませんが、金属を腐食させるような洗浄剤だと、使うとその後表面が傷んでしまうと実は簡単に内部まで壊れてしまいます。こんなこと聞いたことがありませんか。例えば果物の入った缶詰があります。缶詰を開けました。半分食べました。そのフルーツどうしますか?冷蔵庫で保管しますか。どうやって保管しますか。その缶詰の開いたフタをそのまま軽く閉めてラップで閉めてそのまま冷やしておきますか。ダメですよね、ということを聞いたことがあると思います。金属というのはそういうものです。一度表面を傷つけられた状態で放置されると、金属はドンドン腐食していくのです。なので、最初から正しい使い方、正しい手入れの方法を知っておく、教わっておくということは大事だと思います。特に洗浄剤においては歯科のメーカーであったり、歯科のメーカーがある程度ついて、自社で作成した洗浄剤であったり、今どきはOEM、他社に作らせてその安全性を検討した商品をお勧めします。ただ洗浄力が強いから、細菌を殺す力が強いからというだけでお選びになられて、だんだんと色が変わってきている。腐食しているのをお使いになっている。マウスピースを一緒に洗浄していたらマウスピースの色が変色してしまった。その溶け出した金属がマウスピースに移ってしまっているんですね。そのような洗浄剤はあまりお勧めいたしかねます。

 

入れ歯の手入れはどのくらいのペースで行うべきですか

入れ歯の手入れはどのくらいのペースでしたらいいと思いますか。例えばお食事で毎日使っていらっしゃるお茶碗がありますよね。お肉を乗せたり、お魚を乗せたりするお皿がありますよね。何日に1回洗われますか?えっ!と思われますよね。まな板、鶏肉を切ったりするまな板、何日に1回洗いますか?結果は見えていますよね。毎日、汚れは除けるべきであり、毎日消毒をされるべきだと思います。いくら装置を外したお口の中をきれいにしたとはいえ、装置自体が汚れていればその入れ歯の装置が汚れていれば、その入れ歯を口に戻すと入れ歯に付いていた汚れは歯に付きますよね。毎日消毒をされることをお勧めします。

 

入れ歯の手入れを怠るとどうなりますか

口の中は何度くらいの温度があると思いますか?まあだいたい体温をイメージしていただくとお分かりになると思います。結構な温度ですよね。その気温を持つ時期っていつでしょうか。湿度もあります。そうです、梅雨の時期です。梅雨の時期に生物を置いておくとどうなりますか?腐りますよね。それを食べたら、お皿を洗わずに毎日そのお皿を使ったら、繁殖したバイ菌やウイルスが口の中に入りお腹を壊したり、体調が悪くなったりしますよね。ましてや金属が腐食されたようなものをそのまま口に入れていると金属が溶け出したりしますよね。金属アレルギー、聞いたことがありますでしょうか。いろんなことが考えられるかと思います。

 

入れ歯の手入れに使うもの

手入れに使う道具のことでしょうか。器具のことでしょうか。洗浄剤のことでしょうか。まずは泥汚れをした子供が、手は汚れています。さあどうやって洗うのでしょうか。そのまま汚れた手で口を触るとバイ菌が口の中に入ってしまいますよね。石鹸で洗いますか、それとも水が溜まっているボウルにただ手をつけるだけでしょうか。消毒剤の所にベチャッと手をつけて手を出したらどうでしょうか。砂が土が残っていますよね。その下にはバイ菌がいますよね。なので、まずは目に見えるような塊のような汚れであったり、食べかすを消毒する前に流水で落とすことをお勧めします。それもお水かぬるま湯です。熱湯はダメです。プラスチックやゴムが使われていることが多いですから熱いお湯をかけてしまうと変形したり、縮んだりします。形が変わったり縮んだりします。まずは汚れをしっかりと落とし、それから消毒薬や洗浄剤で消毒されることをお勧めします。そしてその後は消毒薬が付いた入れ歯をそのままお口の中に入れるんでしょうか。洗剤がいっぱい付いたお皿にご飯を乗せるんでしょうか。イヤですね。水洗いして付いているヌメリであったり、そういうものを洗い流すことが大事だと思います。また洗浄剤の種類によっては洗浄力の規定の時間が終わった後もつけっぱなしいいものもあれば、外に出したほうがいいものもあれば、いろんな物があります。

 

 

入れ歯の手入れにかかる費用

まず入れ歯の表面に付いた汚れの塊を除けるのに何をお使いでしょうか。入れ歯用のブラシという方は正解です。稀なんですが、ご自身の歯を磨く歯ブラシで入れ歯も一緒に歯ブラシしている、ブラシを当てているという方がいらっしゃいます。汚れやバイ菌は顕微鏡で見ないと見えないサイズです。歯を磨く歯ブラシで歯を磨く。これはいいのですが、その後、舌を磨いたり、入れ歯を磨いたりすると、実は余計に汚れが付いたり、菌が付いた歯ブラシで舌を磨くと、舌に傷が付き、そこに菌を移し込むことになりかねません。入れ歯の菌は蓄積されていったりしますから、頑固な汚れでせっかくきれいに清潔にされている歯に当たっても、歯茎に当たっても、触れても痛くないように柔らかく先が尖らないように丸く形成しているものが、入れ歯に当たることによってその丸い毛先が傷ついたり、尖ったり、その尖ったもので歯茎を磨くと歯茎が出血したり、キズをしたりということになります。ですので、歯を磨く時は歯ブラシ、入れ歯を磨く時は入れ歯用のブラシ、舌を磨く時は舌用の舌ブラシというふうに分けていただくというのはすごく大事だと思います。そしてまたオーバーデンチャー、ご自身の残った歯の上に入れ歯を固定させたり、動かないようにインプラントに固定させたり、その時に磁石を使ったり、ゴムを使ったり。そうするとゴムの劣化ということもありますので、ゴムの劣化をさせないような洗浄剤であったり、定期的にパーツを交換したり、ということも必要だと思います。ですので、それを作られた先生に設計上でご判断いただくのがいいかと思います。手入れにかかる費用は大きい汚れを除けるブラシ、そしてその後、細かな汚れ表面に付いているバイ菌を取り除くための洗浄剤。そしてそれは作られている入れ歯の材質によって変える必要がありますので、それぞれ目的に応じた手入れに合った洗浄剤によって費用は変わると思います。またゴム製の場合には定期的にパーツを交換する必要がありますので作成する時に大体のかかるであろうパーツ交換の期間であったり、費用。例えば車であればタイヤはずっと使い続けることはできません。使っているうちにすり減っていき、ひび割れをしてきたりすることもあります。同じように入れ歯で柔らかい材質であったり、ゴムの材質を使われている方の場合には、そういうことがありますので、定期的にパーツの交換であったり、修理が必要になったりしますので、お選びになったものによってかかる費用も変わってきます。

 

入れ歯の手入れの重要性

十分な汚れが取れていないものを使う危険性

口の中をいくら清潔にしても、入れ歯に付いた汚れが口の中に入ればまたたく間にその汚れは感染します。腐食してしまった金属を口の中に入れば、当然金属は溶け出していきます。金属が大量に体内に取り込まれるといろんなことが起こります。ゴム製や柔軟性を持った材質の場合、使っていると、それは徐々に徐々に固くなったり変質したり変形してきたりします。定期的に交換をしなければ、柔らかいはずだったものが段々固くなったりしますので、それは柔らかいものを選んだはずなのに、固いものが歯茎に刺さるということになりますから、歯茎が傷ついたり、インプラントに固定しているようなものであれば、その固定の弾力が弱くなりますから、本来のビルの建築で言うところの免震機能ということが働かなくなりますから、定期的なパーツ交換をしなければ、口の中にあるインプラントに過度な力が掛かってしまい、インプラントそのものが壊れたり、インプラント周囲の骨が溶けたり、自己判断せず先生に相談をされたほうがいいと思います。

 

入れ歯安定剤とはなにか?

いわゆる一般的に言う入れ歯安定剤というのは入れ歯接着剤とも言われます。入れ歯で使われているものはプラスチックだったり、金属製であったり、お口の中は歯茎が粘膜の上に乗っかっています。当然グッと押さえつけると痛いです。ぐっと押し込めばキズをしてしまいます。ですので、安定剤というクッションを挟むことによってその力が1ヶ所に集中することなく分散されたり、同じ力が加わった時にも痛みが軽減されたり、上に付けるタイプだと引っ掛ける歯があればまだいいのですが、引っ掛ける歯がなければ重力で落ちてきます。その密閉力を上げるために安定剤というのは大きな役目を果たしますので、適切なものを使われることをお勧めします。安定剤の中には相性というものがあるものがあります。安定剤を使う場合にはどういう安定剤がいいのかなどもご相談されたほうがいいかと思います。

 

 

入れ歯の口内ケア重要性

口の中は一説によるとトイレやお尻よりも汚い。非常に多くのバイ菌が住みついていると言われています。そのバイ菌は増殖するのです。減らしていかなければドンドン増殖していきます。中には舌が白くなっている方もいらっしゃいます。苔のように、舌苔(ぜつたい)と専門用語では言います。そのバイ菌達が繁殖したらどこに行くんでしょうか?食べ物と一緒に崩れて剥がれて、胃に行けばまだいいのですが、お腹痛くなりそうですね。途中に食べたらそこから肺の方に気管というところに分かれる道があります。そこに入った場合は誤嚥という言葉をお聞きになられたことがあるかもしれません。誤嚥性肺炎という言葉も聞かれたことがあるかと思います。現在日本人の死亡原因の第3位は肺炎です。今の時代、肺炎で皆さん亡くなられるのです。これほど薬が進化した、これほど医療が充実した日本でありながら、肺炎で皆さん亡くなられてしまうのです。どうして薬で菌が殺せないのでしょうか。次々と菌が肺の中に入ってくるからです。今いる菌だけを殺しても次々と菌が入ってくるからその菌は薬では死なないのです。体の外にある菌が体の中に次々と入ってくるから薬を飲んでも体の中にいる菌にしか効かないのです。歯の表面に付いている菌、飲み薬を飲んで死ぬでしょうか?若干、唾液の中に菌を弱める抗菌作用のあるものがありますが、ある程度の年齢を重ねていかれると、唾液の出る量が減ったり、流れが弱くなったり、流れが弱かったら途中で引っ掛かったり、肺の方に紛れ込んだり、むせたり、むせた塊は出てくるかもしれませんが、表面に付いた菌は気管の中に残ったり、肺炎で亡くなられる方の大きな原因は肺炎球菌だけでなく口の中の菌が重要視されています。専門用語では誤嚥性肺炎と言います。ではこの誤嚥性肺炎を減らすことが肺炎を減らすことになり、そして寿命を延ばすことになる。これはいろんな施設で報告されていることです。口の中のケアをすることによって寿命が延びた。今までだったら亡くなっていた方が亡くならなくなった。医科の手術を受ける時に、心臓の手術を受ける時に、ガンの手術を受ける時に、「先に歯科の方で口の中の手入れをしてもらってください。口の中の菌を減らしてもらってください。」と言われる先生もお医者様も増えてきました。それほど口の中のバイ菌の量を減らすということが実は大事なのです。どこにいる菌なのでしょうか?歯の表面に付いている歯磨きをすればいい菌だけではないです。歯茎に付いている菌、舌に付いている菌、ほっぺたに付いている菌、そして何より入れ歯に付いている菌が厄介なのです。

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