入れ歯の種類を知りたい

入れ歯の種類

 

 

入れ歯の種類を教えてください。

入れ歯の種類、歯を入れるところをすべて入れ歯と言いますが、通常入れ歯と聞くと歯の根っこごと失った場合のことを想定されると思います。その場合の種類としては、まず固定式のものと脱着式のものに分かれます。脱着式の場合には残っている歯に引っ掛けたり、ご自身の歯茎や骨の上にポンと乗せたり、あるいは引っ掛けられる杭みたいなもの。いわゆるインプラントを入れて、それに動くと痛いですから、引っ掛けて留めたり。固定式のものであればいわゆる両隣の歯が動きもなく、揺れることもなく、しっかりとした状態であればつないでブリッジということもありますし、骨がないのでそこに杭を入れてその柱、インプラントに人工の歯を乗せるなどの方法があります。また材質的にもプラスチックのもの、金属のもの、セラミックスのもの等々、目に見える部分と見えない部分で多種多様な種類が今は開発されています。また最近では固いもの、柔らかいもの、柔らかい時期が短時間のもの、長期間に渡って柔らかい状態が維持できるもの。プラスチックだと割れやすいので、プラスチックで作成されたもの、ペットボトルのような力が加わっても割れにくい材料、力が加わっても割れない金属のようなもの等々、その方がどういうものをご希望になられるかによって多種多様なものがあります。

 

入れ歯は何本から作れるのですか? 1本の歯だけでも入れ歯を作ることができますか?

入れ歯は歯が28本という柱から噛み合わせというのは成り立っていますので、1本でも減れば、その1本を補うような処置が必要と考えています。

 

入れ歯の役割とはどういうものですか?

歯がなかったらいかがでしょうか?

見た目とか、噛む力が弱くなったり、また歯はお互いに隣り合う同士、噛み合う同士で支え合っていますから、それが抜けた状態だと歯が倒れてきたり、歯が飛び出てきたりします。また唇やほっぺは歯や歯茎によって裏打ちされていますので、歯がない状態になると、底の部分の歯茎やほっぺたは窪んでへこんでしまいます。いわゆるほうれい線と言われているものも大きなものです。そのような見た目の回復もあります。また、踏ん張って噛み締めろという言葉が昔から言われていますが、踏ん張るためには歯で支えるという行為がどうしても必要になります。歯がないと力を発揮するということができない。ただ単に口だけの話ではなく全身的な体の安定性や運動性能にも大きく関わってきます。それを回復、いかになくなった機能を少しでも本来の状態に近づけるかという意味合いでいろいろな役割があります。

 

入れ歯はどうやってできているのですか?

入れ歯はどうやってできているの?入れ歯はどうやって作るの?入れ歯はどうやって作成するの?

お口の中で入れ歯をチョチョンと簡単に作ることができたらいいですよね。例えば服とかどうでしょうか?洋服とか既成品でいっぱい売られていますよね。その中からぴったりサイズを探す方法もあるかもしれません。しかし皆さんちょっとずつ体型が変わっていたり、形が変わっていたり、皆さん違いますよね。口の中も全員、皆さんお口の中の状態は違います。専門用語では法歯学という言葉があります。これは以前飛行機が墜落した時に、顔の状態や血液型がわからない時にどの方がどの骨、遺骨なのかということを調べる時に歯の状態をもって個人を特定したというケース。ほとんど損傷を受けている場合に、歯が最後に残り個人の特定に大きく役割を果たしました。このように歯の状態、口の中の状態というのは皆さんそれぞれに実は違うのです。なのでオーダーメイドということがとても重要なのです。材質的にはプラスチックであったり、金属であったり、口の中でプラスチックを作るとか、口の中で金属を加工するとか、難しいですよね。通常はそれを専門に作る歯科技工士という方が職種としていらっしゃいます。その歯科技工士さんにお口の状態を正しく伝えるためにお口の中の写真を撮ったり、型を取ったりしてそれを模型にし、咬合器という機械に付けてお口の中の開閉運動を模型上で再現するという状態を作って、技工士さんに作ってもらいます。そしてできたものをお口の中に合わせてみて、いわゆる洋服で言うところの仮縫いですね。大丈夫かどうかを確認し、大丈夫であればそれを本物もものとして作り上げていく。そして作ったはいいけれど、洋服は着たはいいけれども、実は動きにくかったり、微妙に姿勢によってバランスが崩れていたり、その場合補正をしたりしますよね。そのようにして装置を調整したり、修理したり、そのようにして作成されていきます。

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